Webページ上に、動画像や音声、文字からなるマルチメディアの授業を展開し、TCP/IPによるLANやインターネットを通じて学内外の受講者にそれを配信する新しい企画が、Web授業です。ホームページ授業といった方が、通じるかもしれません。またWeb授業で使う教材は、Web教材ともいいます。 ビデオ・オン・デマンド方式のストリーミング・ソフトを用いて、受講者が都合の良いときにいつでもどこでも(遠隔地でも)授業を配信します。「いつでも、どこでも」受講できるという通信教育に最も適合したインターネット・マルチメディア授業ともいえるでしょう。 アメリカのカリフォルニアではカリフォルニア大学やスタンフォード大学など64大学が協力してすでに1997年10月からカリフォルニア・ヴァーチャル・ユニヴァーシティー(CVU)を創立し、ホームページ上に500余りの講座を開設し、約5万人の学生が受講しています。その中心は資格取得によりキャリア・アップをしたい30〜50歳のビジネスマンです。全米ではすでに400以上の大学がWeb授業を開設し、その規模は急速に拡大しています。 法政大学経営学部では、私とインターネット研究会の松下友起君が協力して、「外為法で始まる日本版ビッグバン」というテーマで、1998年にWeb授業を制作しました。ストリーミング・ソフトとしてはフリーウェアのVivoActiveとShockwaveを用いているので、事前にこれらをインストールしてから、受講して下さい。VivoActiveのフリー・プラグインは、以下のURLでサポートされています。 http://www.iicm.edu/hw_mm/data/vivo?hyperwave=action%3Dplain.action また2000年度には文部科学省助成の下に、専門科目の「ミクロ経済学」のWeb授業を制作し、その第5章をデモ版として学内公開しています。ストリーミング・ソフトとしては Real Player を使用していますので、製品版かフリーウェア版をインストールしてからご覧下さい。 |
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