段谷産業

2002419日 自己破産申請、破産申告 

200254日 東証1部上場廃止

負債総額 約318億円

 

【業務内容】

住宅機材・建材、合板などを主な業務にしている総合住宅資材メーカー。

 

【貸借対照表・損益計算書】

貸借対照表(千円)

 

(13.3)

(12.3)

流動資産

9,147,203

12,002,468

固定資産

21,771,981

23,747,197

繰延資産

212,735

212,735

資産合計

31,131,919

35,962,400

流動負債

28,823,797

28,627,208

固定負債

7,734,706

8,247,563

資本

−5,439,118

−921,766

(資本金)

4,822,769

4,822,769

負債及び資本合計

31,131,919

35,962,400

 

損益計算書(千円)

 

   (13.3)

   (12.3)

売上高

35,963,629

44,776,811

売上原価

31,484,060

38,255,785

販売費管理費

6,654,869

7,453,232

営業利益

−2,175,300

−932,206

営業外収益

233,419

318,558

営業外費用

1,063,160

1,026,629

経常利益

−3,005,041

−1,640,277

特別利益

946,092

特別損失

1,490,615

332,617

法人税、住民税及び事業税

35,766

29,314

法人税等調整額

−14,791

−45,663

当期利益

−4,516,769

−1,011,492

 

【株価推移】

 

【自己破産に至った理由】

 1973年に東証1部に上場。80年代以降、合板製造だけでなく、住宅機材やインテリアなどの分野に進出し、多角化を図る。しかし1997年以降、住宅着工戸数の減少で需要が低迷、単価も下落。業績悪化が深刻となった99年には九州の地元企業などを引受先にした18億円の第三者割当増資を実施した。しかし、急激な人員削減(96年に1500人いた社員を02年に354人に削減)や不採算事業からの撤退などのリストラが本業の競争力まで奪う悪循環に陥り、200111月期の売上高はピーク時の40%まで落ち込み、6期連続で赤字となった。

200234月期の売上も前年比で20%減となり、信用上の問題から仕入れも販売もままならない状態になった。さらに、メインバンクの三井住友銀行からも厳しい判断を受け、運転資金不足で事業継続が出来ない状態に陥ったため、自己破産の申請となった。

 

【破産申請後】

 02426日付けで大半の社員にあたる470人が解雇されたが、社内の年金基金による規定の退職金を支払うことは困難な状態であった。管財人によれば、従業員の4月の給与が支払われておらず、そのまま営業を続けられるのはレジャー施設のボウリング場だけであることが発覚。また破産申請時に作成する清算貸借対照表が用意されておらず資産の再評価が行われていないなど、経営サイドの不手際が露呈した。

 その後作成された破産貸借対照表によれば、029月末時点で資産は101,800万円、負債は205,000万円であることが判明した。

 

【参考文献】

日経テレコン21 (http://telecom21.nikkei.co.jp/nt21/service/