8月23、24日に伊豆修善寺にある「ねぎぼうず村」という貸別荘で合宿をしました。今回のメニューは、別荘に行く前に体育館によって運動。その後、ねぎぼうず村でバーべーキューをして、あとはなりゆきまかせ。
大仁体育センターに着いたのは午後2時過ぎ。2時から5時まで借りている。昼食はとっていないが、ここは運動をやるしかない。運動着に着替え、バレー、バスケット、サッカーと一通りやってみた。みんな、いまどきの学生。運動はそれなりに様になっている。私は審判、運動はしない。終わって、別荘近くの小さなスーパーでバーベキューの食材を買う。肉に野菜、あとは飲み物。ふだん買い物をしていないせいか、手際が悪い。もっとも、スーパーにおいてある食材はあまり新鮮さを感じさせない。私だったら、ここでは買わない。
体育館でバレーボール
6時頃、ねぎぼうず村に到着。そのまま、バーベキュー場へ直行。すでに先客で活気づいていた。炭も鉄板も用意されていて、火をつければよいだけになっていた。点火すると、炭は勢いよく燃えあがった。野菜・肉を炒めるが、火力が強く、どんどん焦げていく。学生はやりつけないのと、箸の持ち方が下手なのとあいまって、まどろっこしい。私は手を出さないつもりでいたが、そんなわけにはいかなくなった。食べるなら、それなりにおいしく食べたい。調理係に徹することにした。どんなものでも、みんなでわいわいやって食べると、おいしい。満足したようだ。
バーべーキュー
貸別荘に行く。数十メートルの登り坂がきつい。足下も暗く、じめじめしている。玄関を開けると、こぎれいなので、皆いっせいに歓声をあげた。4部屋あって、リビングも広い。風呂は温泉がでるから、一日中使用可能だ。熱い湯がでてきて、最高である。湯につかった後は、皆で車座になって遊ぶだけ。カードゲームをすることにした。しかし、メンバーの集まりは悪い。オリンピック中継をみているようだ。30分くらいしたらお開きになった。私は手持ちぶさただし、缶ビールを2杯飲んで頭がズキンとしてきたので、寝てしまった。
ねぎぼうず村入口
貸別荘玄関
貸別荘からの景色
翌朝、7時に起きた。温泉につかる。昨夜のぬるくなった湯を半分抜いて、熱い湯を足した。朝湯は最高だ。湯からあがって、宮崎君と近くを散歩した。山の傾斜に別荘がいくつも建っていた。ねぎぼうず村はその中で20くらいの別荘を運営していた。小1時間散歩して戻る。何人かが起きていた。9時近くで、腹もすいてきた。といっても、朝食の用意はない。合宿係に訊くと、11時にチェックアウトする予定だという。そうだったのか。それなら、そういうつもりで行動するのだったが。
冷蔵庫には昨夜の食材が少し残っていた。起きている数人の学生のために、焼きそばを作ってあげることにした。ここまできて、主婦業をすることもないが、しかたがない。人間、二十歳くらいまでには完全に自立できるように、家庭で訓練して成長することが肝要だ。自分をきちんともたない人は、他者に対しても本質的に優しくない。これは、私が30年近く学生をみてきて感じた結論だ。こんな平凡な場面で、こんな感想をもつのも飛躍しているように思えるが、何気ない場面に本質が現れる場合もある。
朝食をとらせ、台所を整理して、リビングの板の間を雑巾がけして部屋に戻った。11時近くなったので全員集合させて記念写真を撮った。さあ出かけよう。点検をすると、冷蔵庫には食材がそのままにしてあった。手分けして持たせた。ゴミ袋も各自に割り当てないと片づかない。カギをもった係は先に外に出てしまったので、玄関のカギは閉めないままにしてチェックアウトした。
集合写真
三島駅で解散して、宮崎君と一緒に三島と小田原をみて帰宅した。
三嶋大社