吉野川概要 国土交通省河川局統計より
 
水系番号 082
水系名 吉野川 Yoshino R.
河川数 356
幹川流路延長
194 km
流域面積
3750 Km2
河川延長
186.5 km
関係都道府県 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
国土交通省管理区分 四国地方整備局


 四国第一の大きな川、吉野川は昔から数え切れないくらい洪水をたびたびおこしてきました。本州を代表する利根川、九州を代表する筑後川も大洪水をおこしてきた川として知られてます。人々はいつの頃からかこの大洪水をおこす3つの暴れ川を、手に負えないワンパク3兄弟にたとえて、利根川を“坂東太郎”、筑後川を“筑紫次郎”、そして吉野川を“四国三郎”と呼ぶようになったのです。

吉野川の名前の由来
 流れによって運ばれてきた大量の土砂は、河口部に沖積し広大な平野をつくりました。まだ人があまり住んでいなかった太古の昔から、この平野には植物のヨシ、アシが広くおおっていたと言われます。人々はそれを見てヨシのはえている川“ヨシの川”と唱えはじめました。これが今の吉野川の由来となったという説が有力です。つまり、“吉野川”という名前は、いつ、誰が決めたというものではなく、そこに住む人々の生活の中でごく自然に語りつがれて生まれた名前なのです。