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法政大学大学院 環境マネジメント研究科
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2005年度入試問題

秋季一般試験(小論文の問題 90分)
春季一般試験(小論文の問題 90分)
学部内試験(小論文の問題 90分)


秋季一般試験(小論文の問題 90分)

以下の6題のうち、1題を選び答えなさい(どの問題を解答したのかわかるように、解答用紙の試験科目の欄に選択した問題番号を大きく記入すること)。

  1. 地球環境問題とはどのような特徴があるのか、またその問題を解決・軽減するためにはどのような対策(経営、政策、指針、考え方などを含む)が必要とされているのかについて具体例を挙げつつ議論しなさい。
  2. 環境経営の課題およびその手法などについて、持続可能性(sustainability)の観点を含めつつ述べなさい。
  3. 本年6月1日に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(以下「外来生物法」という。)が施行された。 この法律に関連し、次の諸点について説明及び論述せよ。
    • 外来生物の問題点
    • 外来生物法の概要
    • 外来生物法の概要
  4. 「エコツーリズム」において、地域の自然資源のみならず文化遺産も対象になるとされるのはなぜか。エコツーリズムの理念(目的)をふまえて簡潔に論じ、できれば具体例もあげなさい。
  5. 「持続可能な開発」(sustainable development)の概念は、しばしば“環境に優しい開発”あるいは“環境に配慮した開発”の意味で使用される。 ただ、考えてみると、開発途上国が環境保全と経済発展・貧困緩和とを両立させることは、決して生易しい課題ではない。また、途上国と一口に言っても、発展段階や経済社会構造の非常に多様な国々が、それぞれ異なった「持続可能な発展」の課題に直面している。
    そこで、ASEAN諸国にようにある程度順調に発展軌道に乗っている国々と、アフリカ諸国のように人間の安全保障に苦闘している国々の二つのグループを想定して、 それぞれのグループについて、
    1. 環境保全と経済発展・貧困緩和の両立を図るうえで、どのような問題に直面しているか
    2. それらの問題を軽減するうえで、日本にどのような支援ができるのか を論じてほしい。
  6. 私人による越境環境汚染に対する国家の法的責任について、いくつかの側面から論じよ。
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春季一般試験(小論文の問題 90分)
以下の5題のうち、1題を選び答えなさい(どの問題を解答したのかわかるように、解答用紙の試験科目の欄に選択した問題番号を大きく記入すること)。
  1. 現在,わが国では温暖化対策の1手段として排出権取引(排出量取引ともいわれる)が報道されているが、排出権取引は一般的にはどのようなものか、どのようにして機能するのかなどについて、簡潔に議論しなさい(例をあげて議論してもよい)。その際、排出権取引のメリットと留意事項についても必ず織り込みなさい。
  2. CSR(企業の社会的責任)で推進すべきテーマ(課題)にはどのようなものがあるのか、ステークホルダーとの関連から議論するとともに、CSRを推進する目的についてあなたの考え・意見も述べなさい。
  3. 地方都市における中心市街地問題とは何か。共通する特徴的な様相や問題点をあげ、それらへの対応を最近の政策的議論も踏まえ論じなさい。また、具体的な地域の例をあげ、そこでの取り組みなどを紹介し自分の考えも述べなさい。
  4. 経済開発と環境劣化の間は単純ではないが、一人当たりGDP水準と環境汚染度の関係には、大きく分けて以下の三つのパターンが見出される。
    Aタイプ:
    一人当たりGDP水準の低い段階では環境問題が顕著だが、水準の上昇とともに環境改善が進む
    Bタイプ:
    一人当たりGDP水準の上昇に伴って環境汚染が深刻化するが、ある段階でピークを迎え、その後は改善傾向に変わる(「環境のクズネッツ曲線」と呼ばれる現象)
    Cタイプ:
    一人当たりGDP水準の上昇とともに環境の悪化が続き、次第に深刻化する

    3問とも回答のこと。
    設問1
    地球環境問題の中から、A,B,Cタイプに該当する代表的なものを挙げなさい。
    設問2
    なぜBとCのタイプの違いが生まれるかを、技術・経済・社会心理などの要因を考慮しながら説明しなさい。
    設問3
    A,B,Cの中から一つを選び、日本が開発途上国の環境改善のための援助を行ううえで、どのような内容の事業が有効か意見を述べなさい。
  5. 公益通報者保護法の意義と、環境問題について、どのように適用される場合があるかについて述べよ。
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学部内試験(小論文の問題 90分)

以下の5題のうち,1題を選び答えなさい(どの問題を解答したのかわかるように、解答用紙の試験科目の欄に選択した問題番号を大きく記入すること)。

  1. 地球環境問題に対する企業の環境経営のあり方をそのステークホルダーとの関連を含めて論じなさい。
  2. わが国の環境刑法について、説明しなさい。
  3. 「グローバルに考えローカルに行動する」という言葉があるが、地球規模の問題群に対応するための自治体政策について、具体例をあげながら論じなさい。
  4. 近年わが国では高齢化に伴い、社会保障費の著しい増大が深刻な問題として捉えられている。最近の政策の動きを踏まえ、社会保障の今後の展望について自分の意見を述べなさい。
  5. 国際社会は「ミレニアム開発目標」を掲げている。「貧困削減」が中心テーマであるが、「環境保全」もテーマの一つに含まれている。この二つのテーマの関係について、次の視点から論ぜよ。
    1. 「貧困削減」と「環境保全」の間には、どのようなジレンマ関係(“あちらを立てれば、こちらが立たない”)があるか。
    2. 「貧困削減」と「環境保全」の間には、どのような相互補完関係(“一方が良くなれば、他方も良くなる”)が見られるか。
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