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地球環境問題に関する政策提言と環境専門家の育成を目指します。 |
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地球環境問題はグローバルな次元でもローカルな次元でも深刻化しており、地球環境問題の専門家の育成には強い社会的要請があります。本研究科では、社会科学の専門知識と実務知識とを組み合わせたカリキュラムによって、地球環境問題に関する政策提言と環境専門家の育成を目指しています。
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21世紀の地球社会にとって最も重要な課題の1つは、持続可能な社会を形成する仕組みを、いろいろなレベルで構築してゆくことである。なかでも地球環境問題の解決には、経済、経営、法律、政治、社会などをはじめとする多様な分野での専門的な知識をもとにこの問題を総合的に判断し、解決に向けて具体的に実践することが求められている。環境マネジメント研究科は、端的にいえば、そのためのキャパシティ・ビルディング(対処能力を身につけること)のための大学院である。
本研究科には環境経営、地域環境共生、国際環境協力の3つのプログラムが準備されている。大学院生はいずれかのプログラムに属することとなるが、授業はそれぞれの必要に応じてプログラム間で横断的に取ることができる。また1年のときから演習に属し、少人数でのディスカッション等を通じて密度の高い個別演習を受けることができる。夜間の大学院棟で学ぶだけでなく、休暇等には国内各地や海外にまで足を運んで現場研修を体験している大学院生もいる。
環境問題への対処は、そのために限定された部署や関連する人々などが深く専門的に実施するという側面だけでなく、そこでの考え方や対処方法は、他の分野や意志決定方法にも通ずる一般性を有する側面も観察される。
環境マネジメント研究科は、そのように多様な側面をもった地球環境問題に対して、持続可能性をキー・ワードに環境に関わる高度職業人としてどのように分析し、提案・実行してゆくのかを議論する共同作業の場であるとわたしは思う。しかも2003年4月に開設された新しい研究科である。そこでは大学院生と教員が一緒に学ぶことを通じて、研究科の具体的な発展・展開内容を1日、1日と築いて欲しい。新しい入学生の皆さんにも是非参加して欲しいと思う。
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